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多田かおる『デボラがライバル』



◇文庫全2巻 ◇集英社
■『デボラがライバル』amazonのサイトへ

大学生になり、一人暮らしを始める事になった朝代。
ラッキーなことに、引っ越したマンションのお隣さんは超美形の金髪青年。
しかし、デボラと名乗るその青年は、由緒正しいお茶の家元の跡取りで
女には興味がない「おかま」だった。

悲しいことに、今はもう亡くなってしまった多田かおるさんの人気作品。
本当に惜しい人をなくしたと思う。少女マンガ界の大きな痛手。
連載をリアルタイムで読んでいたけど、
今読んでも多田さんの笑いのセンスは独特で色褪せない。

デボラがオカマ言葉であるにもかかわらず、意外と男らしく
朝代だけにはムラムラくるっていうところもかわいい。
デボラの婚約者の登場に朝代が嫉妬したり、
おかまのデボラとの交際を認めない朝代の父親が
勝手に朝代の相手を見つけてきたり、デボラと朝代の恋愛は波瀾万丈。
でも根っからの悪役がいないところが、多田作品の素晴らしいところ。
多田さんの作品のように、難しく考えずさくさくとテンポよく読めるマンガって
あるようでなかなかないんだよなー。
しかも読後感がとても気持ちがいい。明るくなれる。
もっともっと彼女のマンガを読みたかった……。
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| 女性誌 | 00:00 | comments(4) | trackbacks(0) | TOP↑

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第4回『海の天辺』



◇全4巻 文庫全2巻 ◇集英社
■『海の天辺』amazonのサイトへ

中学3年生の椎名(シーナ)は背の高い女の子。
恋愛にずっと疎かったシーナが初めて恋をしたのは
女生徒から大人気の理科の河野先生。
でも中学生と先生の恋は前途多難。
シーナの一途な想いは河野先生に届くのか……?。

リアルタイムで読んだ時、高校生だった私は
「いくらなんでも中学生と先生かよっ!」ってびっくりした記憶がある。
でも今読み返すと、中学生だからこんなに真っ直ぐなんだなと思う。
これが高校生と先生の話だったら、もっと現実的で生っぽくてイヤだったかも。

河野先生はくらもち作品らしく、とてもカッコイイんだけど、
この作品のキャラの中で私が一番好きなのは
河野先生と付き合っていた山崎先生。
15歳のシーナを子供ではなく、一人の女性として認め対等に接している。
「先生と生徒のラインをなくしたいなら
あなたの手であたし達を終わりにしなさい」
と、シーナに河野先生のアパートの鍵を渡すシーンなんて鳥肌モノだ。

文庫版の表紙は加工が激しくて(見にくいし)あまり好きじゃないけれど
4冊ある単行本の表紙を合わせると、何と一枚絵になるからステキ。

uminoteppen_b.jpg

↑人魚のシーナを水槽越しに見つめる左端の人影は河野先生。

石神井や池袋に住んでいる人はこの作品を読むと嬉しくなるはず。
サンシャイン60や水族館をモデルにしたシーンがいっぱいでてくるから。
でも私は個人的に池袋という所があまり好きではない。
うーん、街の雰囲気がダサイというのか、湿っぽい都会というのか、
田舎者の私にそう言われちゃあ、池袋にとっては心外だろうけど、
「池ブー」と呼ぶ時に、何だか小馬鹿にしてしまっている自分がいる。
……申し訳ない。

| くらもちふさこ特集 | 00:36 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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楳図かずお『漂流教室』



◇文庫全6巻 ◇小学館
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高松翔は大和小学校の6年生。
ある朝、母親と大ゲンカして登校した翔は、授業中に地震に襲われる。
大きな被害もなく授業は再開されたが、教師の一人が異変に気付く。
まともに残っているのは、学校の敷地のみ。
校門から外は、辺り一面荒れた砂漠と化していた。
訳が分からず混乱する児童と教師達。
減っていく食料、狂気に走る人々、襲いかかる不気味な生物。
数々の試練が翔たちの前に立ちはだかる。

言わずとしれた梅図かずお先生の名作。
何と1972年に連載が始まったというから驚き。
元祖「バトルロワイヤル」だよ、これは。
給食室に立てこもって、食料を独り占めしようとする配達係のおじさんや、
気が狂って同僚の教師や児童らを殺しまくる先生、
こんなにあっけなく人が死んでいいのか?と思うほど
バタバタ人が死んでいく。しかも子供同士の殺し合いもてんこ盛り。
PTAとかから出版社に抗議とかなかったのかな?
1972年だよ? 当時では考えられない作品だったはず。
すごい、すごいぞ、梅図先生。プリンス(歌手)と同じだよ。
「ちょっとキショいんだけど、天才なんだよなー」と認めずにいられない。

残虐なシーンが多いからと言って、
この作品を単なる恐怖マンガとして侮ってはいけない。
壮絶な中にも、仲間愛や親子愛、真の勇気とは何かを教えてくれる作品だと思う。
大人がいなくなった世界で、一生懸命に生きようとする子供達に涙。
翔と母親の次元を超えるくらい深い親子の絆に涙。
いや…実際には泣いてないけど、とにかく底力のある作品。

| 青年誌 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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乃木坂太郎『医龍』



◇11巻(続刊中)◇小学館 ◇ビッグコミックス ◇永井明/原案
■『医龍』amazonのサイトへ

ドラマ化もされたし、何となく読んでみよっかなという軽い気持ちだったのに
気がついたらマンガ喫茶で3時間も潰してしまった。

朝田龍太郎は、外科医として天才的な腕を持ち、
NGOでも「医龍 Team Medical Dragon」という医療チームを率いていたが、
帰国してからは、ある事情で働く場を失い自堕落な生活を続けていた。
そんな朝田の元に、明真大学医学部助教授・加藤晶が訪れる。
加藤は、バチスタという心臓手術の論文を成功させ教授就任を図っていた。
そのバチスタ手術チームの要として、
加藤は朝田を明真大学医学部に招き入れる。
封建的な大学病院で朝田は次々に院内革命を起こしていく。

何と言っても、朝田龍太郎の腕前にクラクラする。
絶体絶命のピンチ時に現れ、完璧に手術を成功させちゃうからすごい。
患者を第一に考えて治療には絶対に妥協を許さない。
もちろん朝田が主役ではあるんだけど、
研修医の伊集院の人間的成長も見逃せない。
大学病院の権力争いに翻弄されてばかりの伊集院が
朝田を通して、医師としての腕と自信をつけていく。

この作品を読んだら大学病院に行くのがちょっと不安になっちゃうかな。
マンガなんだけど、日本の大学病院だったら
もしかして、ありえるかもなと思う事例がいっぱい描かれているし、
入院したらモルモットに扱いされるのではないかと怖くなる。

医師っていうのはやっぱり腕が命だなと痛感してしまった。
絶対不器用な人とかいそうだしなー。
名札とかに手術歴とか成功率とか表示してくんないかな?
それはそれで問題だろうけど、「今度が2回目です」って人は勘弁願いたい。
昔、病院側の不手際で床に頭を思い切りぶつけて、おでこをスッパリ切った時、
看護婦曰く「その病院一縫うのが上手い」という医師が
傷としてはあまり大きくないのに、すっごく細かく縫ってくれたことがある。
今でも薄く痕が残っているけど、これが不器用な医師だったりしたら
きつかっただろうなー。ちょこっとフランケンになってたかもしれんし。

縫合担当は、ぜひ手先の器用なお医者さんでプリーズ。

| 青年誌 | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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